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子どもの自尊感情を高める~「千と千尋の・・・」と「ハリーポッターと・・・」の【いのちの体験】より考える

子どももたちの多くが小学校中学年から高学年にかけて、自分自身に「いのちとは・・・」「死とはどういうことだろう」と考えるのではないでしょうか。

少年少女のころに、だれしもこうした問いを抱え、その大きさの打ち震え、怯え、不安を感じるのだと思います。自らの存在の小ささや有限性に気づき、絶望を感じているのだと思います。

このような「いのちの体験」は、人気の映画の中でも描かれていますね。

ここで上げるのは①「千と千尋の神隠し」と②「ハリーポッターと賢者の石」です。この二つの物語にはいくつかの共通点があります。

下の表を確認してください。

どちらも、頼るべき親がいない状況に置かれ、その時に彼らは、さまざまなことを通して「いのちの体験」をしています。しかし、彼らは一人で「いのちの体験」に立ち向かってるのではありません。そこには信頼できる友達がいます。

さびしさや不安、そして苦しみの感情を友だちと「共有」できています。

人はいつかは死ぬ。有限な存在である。その事実を知り、自らの存在の意味を問いかけて苦しんでいるのですが、一人ではなく、友だちと一緒です。一人ではないからこそ、乗り越えることができたのではないでしょうか。

彼らがもしこの時に一人だったとしたら・・・

不安を一人で抱えながら、いのちの秘密を探し求めるときの結末はきっと、絶望的で救いのないようなものでしょう。

絶望的な思いをいだいた少年少女が友だちと思いを共有することで、それを網棚に載せることができた。親から心理的に自立した個人としてのその子の人生における初めての共有体験です

このような体験を経て、それまでの、親や身近な家族との間での基本的自尊感情を育む積み重ねが、新たな局面に入っていきます。多様な場面でのさまざまな友人や先生や多くの人たちとの共有体験の積み重ねのスタートです。

一枚一枚薄い和紙を積み重ねる形で少しずつ子どもの自尊感情は育って、高まっていくはずです。

このことも増えている不登校を改善させる一つのきっかけになるのではないでしょうか。