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不登校からの脱出!

1.お子さんの不登校にお悩みの方へ~不登校に対する個人的見解~

お子さんの不登校でお悩みの方も多いかと思います。今日はそういう方へ届けばいいなぁと思っています。

まず私の不登校に対する基本的な考え方です。こんなことを言うと驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は、24年間中学校の教員をしてきましたが、最近では「不登校でもいいじゃん」(言い方が軽いとお叱りを受けるかもしれませんが・・・)って思っています。ただずーっと行かなくてもいいとは言いません。「今は・・・」です。

そう思うのは、今しかできないこと、今だからできること、学校で仲間と一緒だからできること、感じられることがあるからです。将来、一般社会に出たら、必ず人間関係は必要です。今年度の東大の入学式である教授の言葉にありましたが、社会に出れば理不尽なこともありますよね。自分の想い通りにならないことも多少なりともありますよね。その時につぶれないために、仲間との共有体験を通していろいろなことを受け入れられる感情、力(生きる力)、そして自分のことを自分で受け入れられる自尊感情を高めていってほしいと思います。

不登校という一つの現象が出ているのは、何かしらの原因があるはずです。詳しくは以下で述べますが、いじめだったり、学業不振だったり、家庭の問題だったり、何かしら原因があっての今の一つの現象です。子どもなりに考えての「学校へ行きたくない」の選択です。

2.年々不登校は増えている!

報道等でご存知の方も多いとは思いますが、年々不登校の子は増えています。下のグラフの通りです。(文部科学省、「平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」より)

グラフで見ての通り、不登校の子の数が右肩上がりですよね。

上の2つのグラフから一目瞭然、中学生の方が不登校の子が多い。

次のグラフでそれもはっきりします。

学年が上がれば上がるほど、不登校の子は増えていますよね。

中学入学と共に大きく跳ね上がっているのは中1ギャップというものでしょうか。そして中学3年にかけては進路(学習面)も大きく影響しているかのかぁと想像することもできます。しかし、不登校にはさまざまな理由があります。

3.不登校になる要因は?

同じく文部科学省の調査結果によれば、不登校の要因として考えるものとして以下のことを挙げています。

【本人に係る要因】

・「学校における人間関係」に課題を抱えている。

・「あそび・非行」の傾向がある。

・「無気力」の傾向がある。

・「不安」の傾向がある。

・その他

【学校・家庭に係る要因】

 (学校に係る状況)

・いじめ

・いじめを除く友人関係をめぐる問題

・教職員との関係をめぐる問題

・学業の不振

・進路に係る不安

・クラブ活動・部活動への不適応

・学校のきまり等をめぐる問題

・入学・転編入学・進級時の不適応

 (家庭に係る状況)

・家庭の生活環境の急激な変化

・親子関係をめぐる問題

・家庭内の不和等

をあげています。

これらについて詳しく知りたい方は以下のリンクをご覧ください。

平成29年度児童・生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(文部科学省)

少し、前のものにありますが、こちらのサイトも参考になると思います。

不登校の8つの原因とその対応方法

これを知ったから不登校が減るというわけではないでしょうが、現状をしっかり把握することは大切だと思います。

現在の不登校は一つのことが原因ということはなく、いろいろな状況が複合的に絡んでいると思っています。非常に複雑です。

4.学校の変化・・・

ご存知の方も多いと思いますが以下の本も話題になりましたよね。

・宿題は必要ない

・クラス担任制は廃止

・中間・期末テストも廃止

【本書内容より】
現在、取り組んでいる千代田区立麹町中学校での実践の多くは、ありがたいことに、注目を浴びつつあります。
「宿題を出さない」「中間・期末テストの廃止」「生徒主体の体育祭」…。
初めて聞く方は、おそらくびっくりされると思います。しかし、なぜこうした取り組みをしているのか、その考え方を話すと、皆さん、たいてい納得して下さいます。

「目的と手段を取り違えない」
「上位目標は何か」
「自律のための教育」
「進取の気性」

私は、こうした言葉で麹町中学校の取り組みを説明しています(その一部は、学校のホームページにも資料として掲載しています。ぜひご覧ください)。

これらは、昨日や今日、思いついたことではなく、山形で教員を始めた頃の考えや、その後、東京都の中学校の教員となり、目黒区、東京都、新宿区の教育委員会で指導主事等として経験してきた中で、ずっと考え続けてきたことでもあります。
それは、自分自身の習慣や考え方を「剥ぎ取る」作業でもありました。
(はじめにより抜粋)

何も考えずに「当たり前」ばかりをやっている学校教育が、自分の頭で考えずに、何でも人のせいにする大人をつくる。

私自身が24年間中学校の教員をしてきて、上の言葉は頭の痛い言葉でもあります。

学校の週休2日制、ゆとり教育、学力が伸び悩むと脱ゆとり教育、学力重視

授業時間の確保の名目で、学校行事が削られていきました。

私自身は学校行事が大好きでした。それはなぜか。

答えは一番子どもたちが成長すると思うからです。

教員も正直なところ大変です。いろいろアイディアを出していかなければなりません。(まぁそれも仕事ですが)

もちろん学校行事のすべてがなくなったわけではありません。体育祭(運動会)、文化祭、合唱コンクール等は行われていますよね。でも、私が新任教員だった20年以上前に比べたら規模は縮小されてきたと思います。

行事の中で、クラスメイトと知恵を絞り合う。時には意見が合わずにケンカになる。それでも最後は一つの形となって仕上がる。こういった友人との共有体験が一番子どもたちを成長させるのだ思います。

5.学校に行くだけがすべてではないと言いましたが・・・

最初に述べた通り、私は不登校でもいいと思っていますし、学校に行くだけがすべてではないと思っています。でも同じく、前述のとおり、今の時期だからできること、今しかできない事、今のメンバーとしかできない事もあるので、登校できるに越したことはないと思います。

6.不登校の子たちの方が考えている!?

不登校の子たちは今の学校教育からこぼれてしまっているのかもしれませんが、逆?をいえば、今の学校教育の疑問を感じ、自分の存在意義を見つけ出せなくて、でも一応毎日、楽しく?(ふりをして)登校している子たちよりも、より考えているのかもしれません。

7.もしかして変わるのは大人?

社会が変われば、学校が変われば、大人が変われば、子どもたちも変わっていくかもしれないと思います。

大人が自分のやるべきこと、やりたいこと、やらなければならない?ことを、見て見ぬふり、知らんふり、無関心、だったりします。

大人が不満ばかりをいい、変わろうとしない。

子どもたちはそれにうんざりしているのかもしれません。

学校が今すぐに大きく変わるのは難しいでしょう。

でも、確実に不登校で悩んでいる、苦しんでいる子どもたちは増えています。

今の現状で、そういった子どもたちの力になれることがあれば、微力でもやっていきたいと思っています。

ただ、なんでもやってあげる、ということではありません。

決めるのは、やるのはこども自身。ただ、選択肢を示してあげなければならないかなぁと思います。そして子どもたちと一緒に考える。共有体験をする。

8.大人に相談しても・・・なんて思わせない!

大人に相談しても無駄だ。なんて思わせないように、大人たちがもっと輝く。

子どもたちが自信・希望をもって、自分の人生を歩んでいけるように、大人がその手本となれるように。

私ができることをこれからも考えていきたいと思います。