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腸内細菌が脳の発達を促す

腸内細菌は免疫力のおよそ70%を作っているとされています。

そればかりでなく、腸内細菌は脳の発達や行動にまで影響を及ぼしているそうです。

スウェーデンのカロリンスカ研究所とシンガポールのジェノーム研究所の研究チームは普通の腸内細菌を持つマウスと腸内細菌を持たないマウスを用意し、それぞれの成長を観察しました。

その結果腸内細菌を持たないマウスは、成長して、より攻撃的になり、危険を伴う行動を示すことが分かったそうです。

次の腸内細菌を持たないマウスに成長初期と成熟後に腸内細菌を導入したマウスで比較検討したそうです。その結果、成長初期に腸内細菌を導入したマウスは成長しても普通と同じような行動を示したのに対し、成長後に腸内細菌を導入したマウスは腸内細菌がまったくないマウスと同じような攻撃性の強い性格になったそうです。このことから彼らは腸内細菌が初期の脳の発達に影響を及ぼしていると結論付けたそうです。

また、腸内細菌はセロトニンやドーパミンなどの脳の伝達物質に影響を及ぼしているだけでなく、脳神経細胞のシナプス機能にも影響を与えている可能性があると述べています。

動物類が最初に地球上に出現したときに持っていた臓器は腸だけだったようです。しかし、腸だけの生物でも、結構物を考えていたようです。腸が脳の代わりをしていたのです。セロトニンももともとは腸内細菌間の伝達物質だったのです。

人間の体内に存在するセロトニンの90%が腸に存在しています。小腸の粘膜上のクロム親和性(EC細胞)内に存在しています。EC細胞はセロトニンを合成する能力を持っており、ここで合成されたセロトニンは腸などの筋肉に存在し、消化管の運動に関与しています。残りの8%が血小板に取り込まれ、血中で必要に応じて使われています。

脳に存在するセロトニンは残りのたかが2%に過ぎないのです。セロトニンは視床下部や大脳基底核、延髄の縫線核などに分布しており、このたった2%のセロトニンが脳の中にあって、これが人間の精神活動に大きく関与しているのです。