自律神経失調症の仲間とみられる病気

名前は違っても、発病・発症お原因やメカニズムが似ている病気があります。その意味で、自律神経失調症の仲間といえそうな病気について知っておきましょう。

診断名が違っても自律神経の乱れが原因かも!?

自律神経失調症は、特定の病気を示す病名ではなく、自律神経のアンバランスが引き起こす症状の総称です。多種多様の症状があらわれる中で、一定の臓器や器官に症状が集中した場合、別の病名がつけられます。

そうした病気のすべてが、自律神経の乱れではありませんが、症状がぶり返し、何度も再発する時は、自律神経失調症の仲間といえそうなものがみえかくれしています。

よく知られている身体疾患の中で、根底に自律神経の失調がある代表的な病気について紹介していきます。

心身症

心身症とは、特定の病気の名前ではなく、心理社会的因子が密接に関与している、身体の不快な症状や病気の総称です。ストレス性の身体疾患全体をいい、「器質的ないし、機能的障害が認められる病態」と定義されています。

主な症状としては、自律神経が調節している、臓器や器官に出やすいという特徴があり、身体のあらゆるところに多様に現れます。そのため、自律神経失調症とにている病気が多くあります。

ストレスが原因のものが心身症

例えば、ストレスが原因の胃潰瘍は心身症ですが、薬が原因の胃潰瘍は一般的な身体疾患になります。この違いは治療にあらわれ、前者は心身の両面から治療に当たらないと再発を繰り返します。

ここで紹介する病気のうち、精神的なストレスや悩みなどが炎症や痛みを引き起こしているタイプは心身症であることを認識してほしいと思います。

過敏性腸症候群

異常がないのに症状が続く場合

過敏性腸症候群は、精神的な不安や緊張などが原因で、便通異常や腹痛を起こす病気です。

胃や腸は、ストレスの影響を受けやすい臓器です。緊張すると腹痛や下痢を起こすことが多いのは、ストレスによって、自律神経が過剰に腸を刺激するからです。

過敏性腸症候群の場合、胃腸に炎症などの異常がないのに、症状が1ヶ月以上も続きます。日常的にストレスを受けやすい人、ストレス耐性の弱い人などに多くみられます。

便通異常には3つのタイプがある

主な症状は便通異常で、下痢型、便秘型、下痢と便秘を交互に繰り返す混合型があります。また、腹痛を伴うことが多く、腹部の不快感や膨満感、腹鳴などに加えて、不安やうつ、めまい、頭痛などが出ることもあります。

こうした症状は通勤や通学の途中、重要な商談や会議、試験など、精神的な負担がかかる状況の前後に起こり、休日やリラックスしている時、睡眠中などには出ないという特徴もあります。

タイプ別便通異常の特徴

※執筆途中です。随時更新します。