起立性調節障害

起立性調節障害について

まずは、起立性調節障害について、詳しく知っておきましょう。

どんな症状?

起立性調節障害とは、成長期から思春期のお子さまに多い疾患です。
症状としては、以下のようなものがあります。

  • 急に立ち上がるとクラクラし、気分が悪くなる
  • 運動しても汗をかけず、体温調節が出来ない
  • 午前と午後の体温差が大きい
  • 寝つきが悪く、眠りが浅い
  • 朝の目覚めが悪い、起きれない
  • 朝から体が重たい、だるい
  • 肩や首の凝りがある、全身がガチガチに固い
  • 便秘や下痢を繰り返す
  • 冷え性気味
  • 慢性的に頭痛がある
  • 疲れやすい、やる気が続かない

上記のうち、複数の症状を呈する場合が、ほとんどです。
最初は小さな兆候でも、放置すると、学校を遅刻したり、早退することが増えていきます。
長期にわたり、学校を休む子どもも少なくありません。
親御さんは、心配になって病院へ連れていきます(大半は小児科)。
しかし、いくら検査をしても、異常が見つからない。
その場合、起立性調節障害という診断名をつけられることが多いようです。

医療機関での治療

病院での治療は、薬物処方がほとんどのようです。
処方される薬には、次のようなものがあります。

塩酸ミドドリン(メトリジン、メトリジンD錠など)

血管を収縮させ血圧を上げる働きがあり、起立性低血圧に広く使われ、起立直後性低血圧や体位性頻脈症候群などでは最初に使われます。
効果はゆるやかに現れるため、しばらくは様子を見ます。
副作用は少ないですが、頭痛、動機などが起こることがあります。

プロプラノロール(インデラルなど)

心拍数を減らし血管を収縮させる働きがあり、高血圧や不整脈の薬です。
体位性頻脈症候群に使われます。
副作用としては、だるさ、めまい、除脈、低血圧、手足の冷え、稀にぜんそく発作や心不全があり、気管支ぜんそくには禁忌です。

メシル酸ジヒドロエルゴタミン(ジヒデルゴットなど)

血管を収縮させ、起立時に血液が下半身に貯留するのを防いで症状を和らげます。
起立直後性低血圧の人が、塩酸ミドドリンで効果がない場合に使います。
副作用には、吐き気、嘔吐、食欲不振などがあります。

メチル硫酸アメジニウム(リズミックなど)

交感神経の機能を促進させて、血圧を上げます。
起立直後性低血圧の人が、塩酸ミドドリンで効果がない場合に使います。
副作用には、動悸や頭痛、ほてりなどがあります。

いずれも副作用がありますので、服用には注意が必要です。
これらで改善効果が顕れない場合は、「精神的な原因」とされます。
その場合、心療内科を紹介されることも多いようです。

▼引用元:起立性調節障害ガイド
http://kiritu.chagasi.com/

参考サイト

起立性調節障害専門の医師が運営しているサイトがあります。
参考になることが多いと思いますので、閲覧をお勧めいたします。

▼起立性調節障害サポートグループ
http://inphs-od.com/

起立性調節障害に関する見解と対策


あらゆる症状、病気は結果である

起立性調節障害は、病気ではありません。
百歩譲って病気だとしても、病気や症状は、結果に過ぎません。
結果には、必ず原因があります。
ゆえに病気や症状を根治するためには、原因を探り、断つことが必要不可欠です。
しかし、病院では、対症療法しか施しません。
対症療法とは、薬物等で症状を抑える、麻痺して感じなくさせることです。
一時しのぎのためには有効ですが、根本解決にはなりません
低血圧、あるいは血圧の調整不良が、起立性調節障害の最大の原因とされています。
そのため、病院では、血圧調整の薬を処方することが多いようです。
しかし、重要なのは、なぜ血圧が低くなるのか、調節がうまくできないのかを探り、考え、対策を施すことです。
結果をいくらいじっても、根本解決にはなりません。
起立性調節障害を根本的に治癒させるためには、原因を探り、対処することが必要不可欠です。
しかし、これは起立性調節障害に限ったことではありません。
みなさんを悩ませる、あらゆる痛み、症状、病気、それらはすべて結果です。
結果には、必ず原因があります。
ぜひそのことをご理解いただきたいと思います。

起立性調節障害の原因について

当院では、起立性調節障害の大きな原因として、 自律神経バランスの乱れと考えています。

自律神経バランスの乱れ

起立性調節障害の大きな原因のひとつとして、「自律神経バランスの乱れ」もしくは「自律神経の発動不全」があげられます。
これは病気ではなく、一時的にそのような状態に陥っているということです。

原因として、「副腎疲労」や「遅発型フードアレルギー」の併発を指摘する医師もおられますが、それらも元をたどれば、必ず自律神経機能不全に行き当たるはずです。

自律神経とは、さまざまな不随意活動を調整し、生命維持活動の根幹を担う、たいへん重要な神経システムです。
不随意活動は広範に渡りますが、一例としては次のようなものです。

  • 心臓の拍動
  • 血圧
  • 呼吸
  • 体温
  • 血管の収縮
  • ホルモン分泌
  • 免疫
  • 内臓の働き
  • 唾液分泌

これらが乱れることにより、さまざまな症状が発症するのです。

なぜ自律神経のバランスが乱れるのか

自律神経のバランスが乱れるとは、どういうことでしょうか。
それは一言で言うならば、交感神経と副交感神経の切り換えがうまくいかないということです。
では、なぜその切り換えがうまくいかないようになるのか。
長い間、それはよくわかっていませんでした。
しかし、ある心臓外科医が長年の臨床と研究の中で、ある仮説を立てました。
それは、「自律神経は、筋肉をモニターして情報を得ている」ということです。
この心臓外科医は、その仮説が確信に変わった時、医師を辞めました。
そして、手技療法家になり、多くの難病患者を救いました。
筋肉の疲労が重なり、緊張状態に陥ると、自律神経は副交感神経を亢進します。
筋肉の緊張を解き、疲れを癒し、修復しようと働くのです。
しかし、あまりに緊張が持続すると、自律神経は「この人間は、戦闘状態にある」と判断をします。
なので、ますます交感神経を亢進させます。
それが積み重なると、自律神経の切り替えがうまくいかなくなります。
その状態が慢性化したのが、自律神経失調症です。
そして前述した通り、起立性調節障害は自律神経失調症のひとつです。
つまり、自律神経バランスの乱れは、筋肉の過疲労、過緊張にあるのです。

なぜ筋肉が疲労、緊張するのか

私たちの身体は、自然の産物であり、自然の一部です。
それは、疑いようのない事実です。
そして、私たちの身体は、旧石器時代から基本的な構造、仕組みは変わっていません。
自然の一部として、自然とともに暮らすよう、できているのです。
しかし、それにも関わらず、私たちはたいへん不自然な生活を強いられています。
例をあげてみましょう。

私たちは、当たり前ですが、服を着て生活をします。
服や下着によっては、身体を締め付けます。
頭では何も感じなくても、身体は締め付けに対して緊張し、疲労します。
私たちの足は、土の上を素足で歩くように設計されています。
しかし、私たちは靴を履いて、硬いコンクリートやアスファルトの上をあるくことが多い生活をしています。
やはり、知らず知らずのうちに、身体は緊張します。

また私たちの多くは、一日の大半、机の前に座り、動かずに仕事をします。
それも、パソコンや携帯電話など、大量の電磁波を発生する機器を駆使しながらです。
これは、自然界にない生活習慣です。

食生活を考えてみてください。
私たちが常食しているものの多くには、大量の食品添加物が入っています。
自然の野菜であっても、農薬や化学肥料に毒されています。
これも、身体が大きく緊張する要素です。

私たちは、極めて複雑な人間関係の中で暮らしています。
かつて、地球上にこんなにたくさんの人が暮らした時代はありませんでした。
人間関係のストレスは、私たちを大いに疲労、緊張させます。

このように、普通に生活をしているだけで、疲労、緊張するのが、現代人の宿命といっても過言ではないでしょう。
それに加え、長時間労働や睡眠不足、ストレス解消のための暴飲暴食などが加わることにより、筋肉はますます疲労、緊張を強めます。

起立性調節障害の症状と自律神経の関係

起立性調節障害の代表的な症状が、夜眠れない、朝起きれないことです。
これは、典型的な自律神経バランスの乱れです。

通常は、夜は、副交感神経優位になります。
副交感神経の働きで、寝ている間に、修復や代謝活動をします。

朝になるにつれ、交感神経優位に切り替わります。
交感神経の働きで、血圧があがり、活動ができるようになります。
そのリズムが崩れるから、夜眠れない、朝起きれない。

全身の倦怠感や、食欲不振を訴えるお子様も多いです。
いずれも、自律神経のバランスの乱れが原因です。
新陳代謝が不活性になっており、内臓の働きが低下しているのです。

動悸がする、息苦しいという症状を訴えるお子様もたいへん多い。
これも、自律神経のバランスの乱れによるものです。
なぜなら、心臓の拍動調整をするのが自律神経であるからです。

いずれの症状も、筋肉の疲労と過緊張が拍車をかけています。


当院の取り組みについて

起立性調節障害とは何かを踏まえ、当院ではどのような取り組みをしているのか。
それをご説明いたします。

当院では、具体的に何をするのか

当院では、具体的に何をしているのか。

ざっくり申しあげると、身体をできる限り自然な状態に戻すようにしています。
言い換えると、治る状態へと導くということです。

なお、当院では、治療はいたしません。
つまり、症状を治したり、痛みを取ったりすることはしません。
治療が必要な場合は、医療機関を訪ねてください。

当院で行っていることは、大きく二つあります。
整体施術と指導です。

前述しましたが、病気や症状は、原因が招いた結果に過ぎません。
ゆえに、原因を知ることが何よりも大切です。
そのために、まずはお話をうかがい、原因を探究するよう努めます。

多くの場合、筋肉の過疲労、過緊張が、さまざまな症状の原因になっています。
ところが、この事実は一般的にはほとんど知られていません。
病院では真の原因に到達することなく、薬物処方を中心とした対症療法に明け暮れます。

後述しますが、当院の整体施術は、筋肉の過緊張を解除することが目的です。
独自の技術にて、いっさい痛みを与えず、短時間で、効果的、効率的に、全身の筋肉の過緊張を解除して参ります。
ただし、それに対して身体がどう反応するかは、人それぞれです。
一人ひとりの変化を見ながら、施術を進めて参ります。

次に、筋肉の疲労や過緊張を招いた原因を断つべく、指導をいたします。
生活習慣や食生活の乱れ、姿勢や心のあり方など、内容は多岐にわたります。
これも、完全に個別対応です。

当院の整体施術について

当院の整体施術法は、自律神経整体と呼ばれるものです。
完全無痛で、身体を自然な状態に戻すことを目的としています。
マッサージやカイロプラクティックとは、考え方や手法がまったく異なります。

自然な状態に戻すとは、一言で言うと、弛める(ゆるめる)ということです。
ただし、弛めるとは、弛緩させることではありません。
必要に応じて、弛緩も緊張も自在にできるようにすること。
つまり、周囲の環境や刺激に応じて、身体が自在に変化できる状態にすること。
それを、当院では弛めると呼んでいます。

当院の指導について

当院では、整体施術と同等以上に指導を重視しています。

筋肉の過緊張を解除すると、血液循環がよくなり、リンパの滞留が解消され、自律神経のバランスが整い、呼吸抑制が解放され、身体が自然な状態に近づきます。
その結果、自然治癒力が働き、身体は治癒寛解に向かいます。
しかし、それだけでは、片手落ちです。

なぜ筋肉の過緊張、過疲労が起こったのか。
その原因を探り、断つ。
それをしなければ、せっかくよくなっても、また再発いたします。

具体的には、食生活を含む生活習慣や姿勢の指導を行います。
つまり、原因を作った原因を探り、それを断っていくということです。

そうやって、症状の原因に気付いていただき、生活を改めていただくこと。
それが、何よりも大切だと私共では考えております。

お父さん、お母さんにお願いしたいこと

成長期は、自律神経は発達途上にあると考えられています。
この時期にさまざまな変調が起こりやすいのは、そのためであると考えられます。
最近になり、成長期の子どもたちがこのような症状を呈するのは、現代社会には、自律神経の正常な発達や働きを阻害する要因に満ちているからだと私共は考えております。

申しあげるまでもなく、成長期をどう過ごすかは、人生においてとても重要です。
この時期に、しっかりと自律神経機構を養っておかないと、上記のような症状が長引くだけでなく、大人になってから、深刻な不調に悩まされ続けることになります。

自律神経バランスの乱れや発動不全には、さまざまな要因があります。
以下、参考までに、ぜひ親御さんに気を付けていただきたいことを列挙します。
なお、これらは大人にもあてはまることを付記しておきます。

1)不必要な服薬はしない

病院では、原因不明なのに薬を処方するという理不尽なことを平気でします。
薬物の大半は、交感神経を刺激しますし、必ず副作用があります。
長期間にわたり服用し続けてよい薬など、実はひとつも存在しないのです。
また、成長途上のお子さまにとって、非常に有害なものも少なくありません(特に、精神安定剤や睡眠導入剤などの向精神薬)。
薬を処方されたら、必ず医師に対し、見立て(=なぜその薬を処方するのか)と見込み(=いつまで服用すればよいのか)の説明を求めましょう。
納得できる回答が得られなかったり、適当にあしらわれたら、その医師は信用しない方が無難です。
しかし、たいへん残念ながら、そのような医師が多いのが実情のようです。

2)食べものに気を付ける

毎日の食事が健康を維持する上で重要なのは、言うまでもありません。
しかし、私たちは、知らず知らずのうちに、身体に有毒なものをたくさん摂取しています。
大人はまだしも、子どもが食べるべきではないものも多いです。
有害物質を極力避けるために、コンビニで売っているお弁当やおにぎりなどを常食しない方が無難でしょう。
症状の早期治癒を目指すなら、冷凍食品の多用や、スナック菓子や甘いものなどの間食摂取も、できるだけ避けた方がよいでしょう。
食事は、お母さんの愛情がこもった手料理がいちばんだと私は思います。

3)電子機器の多用を避ける

現代の子どもたちは、テレビ、ゲーム機器、携帯電話(スマートフォン)、パソコンなどの電子機器を多用します。
目には見えませんが、これらは大量の電磁波を発生しており、それが健康に大きな影響を及ぼすことがわかっています。
楽しみのためや、情報を得たり、友だちとコミュニケーションをとるなど、これらの利用は欠かせないとは思いますが、過度な利用は避けた方がよいでしょう。
特に、夜、寝床へ入ってからの携帯電話(スマホ)利用は、即刻止めた方がよいでしょう。

4)適度な運動をする

ゲーム機器やパソコン、携帯電話が普及したせいか、昔に比べて、外で身体を動かして遊ぶことが少なくなった現代の子どもは、筋肉を使うことが極端に少なくなっています。
筋肉は、体液(血液やリンパ液)の循環、自律神経のバランスに大きく関係します。
また、生命維持に欠かせない呼吸も、筋肉の働きによるものです。
筋肉を動かす機会が少なくなると、体液循環の滞り、自律神経バランスの乱れ、呼吸抑制を招き、当たり前のことながら、これらが不調の大きな原因となります。
まずは散歩でもよいので、外へ出て運動する習慣をつけることが大切です。

5)姿勢に注意する

現代の子どもたちは、とても姿勢が悪いです。
前述したように、屋内で遊ぶことが多くなったことや、電子機器の過剰利用、運動不足などが大いに影響しているのでしょう。
学校でも、姿勢の指導などはほとんどしないと思われます。
姿勢が悪いと、骨格筋が疲労するだけでなく、呼吸抑制や内臓圧迫の原因になります。
また、骨格筋の慢性疲労は、自律神経の乱れにつながります。
常日頃から、よい姿勢を心がけるようにしましょう。

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